まず私たちがなぜNOと言いにくいのかから始めましょう。
私たちは小さいころからこのように育てられます。
●●ちゃん、これはなに?これはリンゴかな?そうだね、リンゴだね。お利口さん!
言語を覚える時に、また教育の方法の一つとして、期待されたことに「YES」
を言う習慣が形成されます。
これをする?と両親が期待することに「NO」と言うときは反抗期で、
「Yes」を言うときは素直で理解しやすい子だと親から可愛がられます。
このような背景で育った私たちはNOと言うよりはるかに抵抗感なく
YESを選択するのです。
さて、これが問題となるのは自分が望んでいないことにもYESと言う時です。
この場合後に葛藤が生まれます。
全くできもしないことでYESを言うことはあまりないとして
お話しを進めていきますね。
後々非常に困った状況になるYES以外で心に葛藤が生まれる場合、
もしかしたら反抗期の時の心痛や両親への不信感などがトラウマとして
残っているのかもしれません。
或いは、その後のお付き合いに置いて「侵略の恐れ」が無意識の領域に隠れて
不安感を増しているのかもしれません。
また同時に誰もが心の奥底では「愛されたい」「良い人だと思われたい」
といった願望があります。
これは自分を大切にしていることからYESを言っているとしても
いいでしょう。
「自分の意見や気持ちは敬ってもらって良い」とまずは自分を肯定しましょう。
そして、そこからYES・NOを選択しましょう。
人に与えたものはいずれ他から回って倍になって返ってくるものです。
人にYESと言う時には、その人を通して自分により良きものを与えていることを
信じて気前よく振舞ってください。
きっとその効果に驚かれると思います。
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