振り返ると、20代の後半、哲学者のスピノザを知ったことで私の人生は大きく変わったようです。
彼は病弱で金銭面でも人からの援助が必要であったにもかかわらずいつも幸せな人でした。
彼は生涯一度だけ怒りで顔色が悪くなったことがあります。
それは、援助者の豪富が民衆の怒りの矛先となって殺された時だけだそうです。
その時すぐさま部屋に入りしばらく経つといつもと変わらない彼がいたと伝えられています。
私はそのようないつも幸せな人を見たことがありませんでした。
どこを見ても誰の人生も何らかの痛みや愚痴、怒りや不満、不幸が付きまとい、幸せなことの方が少ないのが現実でした。
私は「そんな幸せな人がこの世の中にいるのであれば見てみたい!」と心の底から思ったことを鮮明に覚えています。
そして今、始終幸せといった感覚ではないにしても自分がとても平和で足ることを知り幸せであるとはどんなことかが分かります。
私は20代のころの願いがいつの間にか叶っていたのだと知りました。
しかし、今でも時折エゴが持ち続けている「幸せの定義」が前面に出てくるときイライラと「何をしてもこれではない」、と感じる自分に出会います。
こんな時は魂の願いとエゴの願いが違っていることを思い起こさなければなりません。
するとまた平和な感覚が戻ってくるのです。
エゴの願いと魂の願い、使命と言っていいでしょう。
心が今に向いていない時、この二つに橋を架けることの大切さを痛感します。
心の痛みの癒しは平穏と満たされた心の持ちようをもたらせてくれます。
ヒーリングサロン「みか月と三ツ星」は皆さまの健康と心の成熟に貢献することを願い意図しセッションを行っています。
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